賃貸 お部屋探しの重要ポイント 5

2021年04月17日

賃貸探し

江戸川区を中心に活動するトキビル不動産です。

本日は「賃貸お部屋探しのポイント」についてご説明いたします。
賃貸探しをするにあたり、気を付ける点などがいろいろあったりします。
入居がスタートしてから「しまった!」と後悔しないようポイントを押さえておきましょう。

 

 

◎ポイント1<内見が重要>

内見のポイントは、自分が「大切にしたい、譲れない」と思う条件を明確にしておくこと。

これは賃貸探しの中でもかなり重要なポイントなんですが、なかなか把握していない場合が多く見受けられます。

ズバリ「自分の中で優先順位を明確にしておく」ことです。

 

内見でいろいろな部屋を比較していると、どの部屋を選ぶべきかわからなくなってしまうケースもありますが、本来の理想を見失わずに部屋選びができます。

内見は、実際に部屋の状況を自分の目で見て雰囲気を感じ、引越し後の生活を具体的にイメージできる絶好の機会です。

 

インターネットや不動産でも物件の概要や外装・内装の一部を見ることができます。膨大な数の物件から気になる物件を絞り込んでいくのには非常に便利ですが、その情報だけで入居まで決めてしまうのは要注意。内見前にいいなと思っていた物件でも、実際に見てみたらイメージと違った、というケースもあります。

 

例えば、物件全体の広さや間取り、設備や収納の数などは物件情報から分かります。画像が掲載されている場合は部屋の中のおおまかな雰囲気も分かるかもしれません。しかし、「実際に物件の中に入ってみてどう感じるか」「暮らしをイメージして動いた時、不便な点はないか」「画像に写っていない部分はどうなっているか」など、内見しなければわからない部分も多く存在します。ゴミ置き場や駐輪場など共用部分もチェックが必要です。

 

また、内見でチェックできるのは物件だけではありません。物件までの道のりや物件周辺の環境は、実際に暮らすにあたって非常に重要になってくるポイントです。こうした部分も、内見前に一緒にチェックすることができます。
引越し後に後悔しないためにも、流れをおさえて内見に挑みましょう。

 


◎ポイント2<内見前の準備>

効率的に内見をするためには、事前準備をしましょう。
例えば、物件の中を見ながら間取りの図面に部屋の幅や高さを記入していくためには筆記用具、メジャーが必要です。また、スマートフォンやカメラがあれば内装や外観を写真や動画で残しておくことができますし、日当たりを重視する方の場合は方位磁針(スマートフォンアプリなど)があると便利です。

内見後、そのまま入居申し込みに進みたい場合は身分証明書や印鑑なども必要になります。当日のスケジュールや動きをふまえて、持っていくものを準備しておきましょう。

 

 

ポイント3<内見時にチェック>

内見時には、以下のポイントが大事!必ずチェックしましょう。

 

■物件までの距離

 

物件までの道のり、駅からの所要時間をチェック

物件までの道のりや所要時間は、毎日の通勤・通学に関わる重要なポイントです。最寄り駅やバス停から物件まで、徒歩もしくは自転車などでどの程度時間がかかるかをチェックしていきます。
駅からの所要時間は物件情報の中に記載されている場合がほとんどですが、ぜひ自分の足でも歩いて確認することをおすすめします。そうすることで時間をより正確に把握できます。
・車が多く通る大通りなのか、裏道のような細い道なのか
どの程度の人通りがあるか
・街灯が多く夜道も安心して歩けるか

などを自分の目で見て実感し、引越し後の生活をイメージしてみましょう。

自分の中で優先順位を明確にしておく

 

 

■物件の室内(共用部分)

 

•玄関の広さとシューズボックスの内容量

まずチェックすべきポイントは「玄関の広さ」です。玄関が狭いと大きな家具家電の搬入ができない可能性があります。玄関のスペースや扉の開き具合をチェックしておきましょう。また、エレベーターがない、廊下が狭いといった場合も搬入に支障をきたす可能性があります。

また、シューズボックスの有無や内容量もポイントです。手持ちの靴と内容量があまりにも違うと、別途シューズボックスや収納場所を確保しなければなりません。特にブーツやハイカットスニーカーなど縦に長い靴を多く持っている方は、型崩れせず収納できる棚の高さが確保されているかを確認しておきましょう。

 

インターフォンと鍵の種類を見てみよう

インターフォンはモニター付きのものと音声のみのタイプがありますが、セキュリティ面を重視するならば、相手の顔がチェックできるモニター付きがおすすめです。

防犯性を高めるためには鍵の種類もチェックが必要です。ディンプルシリンダー錠やカードキーなど、ピッキングや複製が難しいタイプだと安心感があります。


ベランダは実用性と防犯面を吟味する

ベランダは、洗濯物を干すのに不便がない実用性に加え、防犯面での不安がないかも確認しましょう。

週末にまとめて洗濯する方や家族が多い場合は、ある程度長い物干し竿が使用できるスペースが必要です。また、物干しが設置されている位置によっては丈が長い洗濯物を引きずってしまう可能性もあるため、不便がないかシミュレーションしておきましょう。干せるスペースがない場合は、浴室に干せるかどうかや浴室乾燥機が付いているか見ておくのをおすすめします。


防犯面に関して

隣接している建物や電柱から侵入されたり、向かい側の建物から覗かれたりする危険性がないか、ベランダに出て周辺を見ておくと安心です。

 

キッチンを使った時のシミュレーション

キッチンでの動線、使い勝手をシミュレーションするために、主に以下をチェックしておきましょう。
・調理台のスペースが十分に確保されているか
・ガス台と流しの位置関係(左右が逆だと使い勝手が変わる)
・コンロはIHかガスか。何口設置されているか
・手持ちの調理器具や調味料が収まる広さや形状の収納があるか
・調理家電やごみ箱がうまく配置できるか
・上記を踏まえて、料理する際の動線に不都合がないか

冷蔵庫の設置場所に関しては、扉の開閉を想定したうえで計測する必要があります。
冷蔵庫上に電子レンジなどを置きたい場合は、高さの計測も忘れないようにしましょう。

 

洗濯機
ドラム式洗濯機は思いのほか場所を取るため、今使用している方もこれから購入予定の方も、設置場所の計測は正確におこなっておきましょう。


ゴミ置き場や駐輪場など共用部分も見ておこう

ゴミ置き場や駐輪場などの共用部は、物件の管理状況を判断する上で大きな材料になります。整理清潔に保たれているか、忘れずにチェックしておきましょう。
ゴミ置き場は、敷地内外どちらにあるかによって捨てやすさも変わります。忙しい方や不規則な仕事の方は、24時間捨てられる敷地内ゴミ置き場がある物件が良いでしょう。

 

 

■その他チェックしておきたいこと

 

•騒音や通信環境についても聞いておく

隣や上下の住民の生活音がどの程度聞こえるか、周辺環境が騒がしくないか、実際にチェックしておきましょう。大通りに面している場合や子どもが多いエリアでは、時間帯によって騒がしく感じるかもしれません。生活音を気にする場合は、他の入居者が帰って来る夜の時間帯に内見するのも一つの方法です。

インターネット回線については、物件に導入されているか、ない場合は自分の好きな回線を引けるかを不動産会社に聞いておきましょう。スマートフォンは部屋によって電波レベルが変わる可能性もあるため、各部屋で状況をチェックしてみましょう。


自分で取り付けないといけないものがないか確認

エアコンや照明、コンロなど、自分で取り付ける必要があるものをチェックしておきましょう。コンロは、都市ガス・プロパンガスなどによって購入すべき商品が変わってくるため注意が必要です。
また、ウォシュレット(温水洗浄便座)を利用したい場合は入居後にウォシュレットの設置を検討できるかなど、トイレも忘れずチェックしましょう。

 

 

■周辺環境もチェック!見ておきたい5つのポイント

周辺環境も物件選びを左右する重要なポイントです。ここでは、主に見ておきたい5つを紹介します。

 

①スーパー・コンビニ・ドラッグストアなどがあるか

生活必需品の購入には欠かせないスーパーやコンビニ、ドラッグストアが物件から無理なく行ける範囲にあるかチェックしておきましょう。普段帰宅が遅い方は遅くまで営業している店舗が近くにあると便利です。


②病院や薬局は近くにあるか

急な体調不良のとき、近くに診てもらえる病院や調剤薬局があると安心です。風邪やインフルエンザに対応できる内科、治療が長引きがちな歯医者、お子さんがいる場合は子どもの急な発熱などに対応できる小児科や休日・夜間診療のある病院などが近いと安心です。


③郵便局や役所までのアクセスは良いか

生活におけるさまざまな手続きなどは意外と時間が取られてしまうもの。郵便局や役所は、日常的に利用する機会がなくても近いほうが便利です。自宅からのアクセスを事前にチェックしておきましょう。


④騒音はないか、治安面で気になるところはないか

周辺の治安も物件選びの重要なポイントです。物件のエントランスなどに設置されている掲示板は、物件や周辺で起こり得るトラブルを把握するのに役立ちます。もしも注意書きなどの張り紙があまりにも多い場合は注意が必要です。
また、何かあったときに駆け込める交番が周辺にあるか、街灯が十分に設置されていて夜道も安心して歩けるかもチェックしておきましょう。


⑤人通りが多すぎたり少なすぎたりしないか

街の雰囲気は不動産会社から情報を得ることもできますが、やはり自分の目で見て体感するのがおすすめです。周辺を歩きながら、人通りや車の交通量、街灯の数などをチェックしてみましょう。時間帯によって雰囲気が一変する可能性もあるため、昼間と夜間それぞれ歩いてみると安心です。

また、最寄り駅にはどんな鉄道路線が乗り入れているか、またその路線が通勤や通学にとって便利か、さらにバスの停留所まではどれぐらいかなど、交通の利便性についてもチェックしておきましょう。

 

 

◎ポイント4<内見するときにあると便利な持ち物>

内見は、図面やインターネットに載っていないようなリアルな情報を収集する絶好の機会。効率よく情報を集めるためには、事前の準備が大切です。

事前に間取りの図面を渡されていなければ不動産会社に用意してもらうようにしましょう。メジャーと筆記用具を持っていくことで、物件の中を確認しながら幅や高さを書き込んだり、気になるポイントをメモすることができます。
また、内見当日に入居申し込みをする場合は身分証明書や印鑑など、申し込みのための持ち物も必要です。内見で特に問題が見つからなければ決めてしまいたい、という場合はあらかじめ用意しておくとスムーズです。

 

 

◎ポイント5<内見当日の流れ>

内見の前に流れを知っておくことで、当日のイメージが掴みやすくなります。ここからは、内見当日の流れを順番に紹介していきます。

 

来店の予約をした不動産会社に訪れる

あらかじめ約束をした日時に不動産会社の店舗を訪問します。集合場所が最寄り駅や現地になる場合もあるため、何時にどこに行けばいいのか事前に確認しておきましょう。
あまり訪れたことのない場所の場合、どのように行けばいいのか慣れておらず迷うことも。いつもより時間に余裕をもって行動すると安心です。


不動産会社の担当者から部屋の説明などを受ける

図面やインターネット上に記載されていない部屋の情報について説明を受けたり、希望条件の優先順位を確認したりします。
最近はVRで物件お部屋のイメージを事前に確認できる物件も増えてきています。イメージをあらかじめインプットした上で内見することで確認ポイントが明確になり、内見時間の短縮にもつながるためおすすめです。


実際に物件を訪れる

担当者と一緒に内見する物件に向かいます。
距離が近ければ徒歩の場合もありますが、そうでなければ車で案内してくれます。移動の間は、スーパーやコンビニ、ドラッグストアの有無や、人通り、車通り、街灯の数、街の雰囲気など、周辺環境を確かめながら向かいましょう。


物件の設備や内容を確認する

実際に部屋を内見します。
部屋に入る際には靴を脱ぐため、紐をゆるめる必要があるスニーカーやブーツなど、脱ぎ履きがしにくい靴は避けるのが無難です。靴下も履いていくと良いでしょう。

部屋の中に入ったら、気になるポイントを確認していきます。部屋や設備のサイズを計測するほか、図面だけではわからないベランダや窓からの眺望、下水や排水溝からの臭い、コンセントの位置なども必ず見ておきましょう。

集合住宅の場合、忘れてはいけないのが物件の共用部です。オートロックや宅配ボックスの有無、駐輪場・ゴミ置き場・郵便ボックスの位置を確認すると共に、各所が整理整頓され、管理が行き届いているかも確認しておきましょう。


不動産会社に戻り、今後の部屋決めについて相談する

ひと通りの内見が終わったら、担当者と一緒に不動産会社に戻ります。
内見した部屋が気に入れば、その場で入居の申し込み手続きを進めることも可能です。もっと別の部屋を見てみたいという場合は、今回の内見を踏まえて今後の動きを相談します。

 

 

■内見に関するお役立ちQ&A

内見の予約前に確認しておきたい、5つのポイントを紹介します。


Q1.内見の予約は何日くらい前にすればいい?

内見の予約は、遅くても希望日の2~3日前までには行いましょう。前日や当日の場合、部屋の鍵が準備できなかったり、担当者が不在だったりする可能性もあるため、スケジュールがわかり次第早めに連絡したほうが確実です。


Q2.内見の時間帯は何時ごろがおすすめ?

内見は、日当たりが確認できる午前中~お昼過ぎがおすすめです。特に冬は日が暮れるのが早いため、日当たりが気になる場合はなるべく早い時間帯に予約しましょう。他の入居者の状況も含めて物件を知りたい場合は夜間の内見もおすすめします。他の入居者が実際に部屋にいる時間帯に内見することで、隣や上下の部屋の生活音が確認できるかもしれませんし、周辺の治安や近隣の騒音なども確認できます。


Q3.内見って大体どれくらいの時間がかかる?何軒くらい見られる?

部屋の広さやどの程度細かく見るかにもよりますが、1部屋あたり30分~1時間程度と考えておきましょう。

ひとつひとつの物件の内見時間を調整すれば、一日に複数の物件の内見を行うことも可能です。
しかし、一日の中であまりにもたくさんの物件を内見すると、結局どの部屋が良いのか、何を優先して決めれば良いのかわからなくなり、混乱してしまうこともあります。
内見は多くても一日2~3件程度に留め、時間的にも思考的にも余裕を持たせることが、後悔しない部屋選びにつながります。


Q4.内見の時におすすめの服装は?

内見時は部屋の中を歩きまわるだけでなく、背伸びして高いところを見たり、体をかがめて低いところを見たりと、思いのほか全身を使います。そのため当日は動きやすい服装がおすすめです。女性の場合、短いスカートやタイトスカートは避けた方が良いでしょう。


Q5.入居中や新築などで内見できない物件はどうすればいい?

希望する部屋が入居中の場合でも、同じ物件でほかの部屋が空いていれば内見させてもらえる可能性があります。雰囲気だけでも見てみたいという場合は、不動産会社の担当者に相談してみましょう。
新築の場合は、外観や共用部など完成している範囲で見せてもらえることがあります。現時点で見られる場所はないか、相談してみるとよいでしょう。

 

 

■流れを抑えれば怖いものなし!物件探しを楽しもう

内見は、基本的な流れをしっかり抑えておけば不安に思う必要はありません。
ただし「〇〇でなければならない」と条件を縛りすぎたり、減点式で物件を比較検討すると、悪い部分ばかりが目につくようになってしまいます。内見を楽しもうという心の余裕があったほうが、より良い物件を見つけられるかもしれません。
気になる物件が見つかったら積極的に内見し、いろいろな部屋を見てみましょう。

 

■まとめ

内見で大切なのは、自分が大切にしたい、優先したい点を明確にすることです。一般的な基準にとらわれず、あくまでも自分にとって重要かという視点を忘れないようにしましょう。そして、疑問点や不安点は、遠慮せずに不動産会社の担当者に確認し、解消するようにしましょう。

理想の部屋を見つけるために、ぜひ内見を有効に使ってください。

 

入居してから後悔しないために、賃貸物件の内見は重要なもの。最近ではインターネットから部屋の写真や動画、VRなどを使ってチェックできるようにもなってきましたが、やはり内見で自分の目で見て体感することも大切です。

他人にとってプラスとなるポイントでも、自分の生活スタイルや好みに合わなければ意味がありません。あくまでも、「自分にとってどうなのか」という視点をもって判断するようにしましょう。

 

 

トキビル不動産ではお住まい探しのお手伝いをさせていただきます。
どんな些細なことでも遠慮なさらずにご相談ください。その場で分からないことはお調べいたします

親身になってもらえる不動産会社選びが重要です。
ぜひ、お気軽にご相談ください。


【お問い合わせはこちら】

 

 

H・M